院長挨拶

 当院は、胃・大腸内視鏡検査のスペシャリストである前院長の谷村雅一先生が2001年に、宝塚メディカルスクウェア・谷村医院として診療を開始され、その後、年間100例を超える早期胃がん・早期大腸がんを発見し続け、各々適切な治療選択をすることにより「完治」していただいたという素晴らしい実績をあげてこられました。この度、縁あって私が2023年4月から新たな院長として赴任し、彩樹グループの一員に加わることとなりました。今後もこれまでの谷村医院の実績・伝統を受け継ぎ、更に発展させるべく新たな出発をさせていただく所存です。なお、谷村雅一前院長にも、今後も引き続き診療を継続していただきますので、これまで診療を受けていただいていた皆様もご安心ください。

 私自身のことを申し上げますと、大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)卒業後、中国・四国地方において肛門病疾患診療が最多であったチクバ外科・胃腸科・肛門科病院にて、大腸内視鏡検査と肛門疾患診療の研修を受けたことをきっかけに、その後30数年にわたり、大学病院・市中病院で大腸肛門疾患を中心とした診療・手術を行ってきました。
がん手術を行う外科医ではありますが、消化器内視鏡検査におきましても、胃はもちろん、多数の大腸内視鏡検査もこなしており、指導的な立場として、技術も経験もそれなりにあるものと自負しております。また、近年増加の一途をたどる潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患にも20数年前から、数少ない内科的治療に精通した外科医として、多くの患者さんの内科的・外科的治療に携わっており、いくつかの研究会の立ち上げや世話人も務めさせていただいてきました。更に、痔核・痔ろう・裂肛をはじめとした肛門疾患や直腸脱にも多くの診療・手術を行い、学会からも指導的な立場をいただいております。

 今後は、彩樹グループと連携しつつ、これまでの経験を生かし、皆様に信頼していただけるような安全・安心・適切な医療を提供させていただきたいと思っております。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年4月

谷村医院 院長 李 喬遠

院長 李 喬遠

経歴

  • 1984年 大阪医科大学(現大阪医科薬科大学) 卒業
  • 1984年 大阪医科大学一般・消化器外科 入局
  • 1989年 チクバ外科胃腸科肛門科病院にて大腸肛門疾患研修
  • 1991年 大阪医科大学附属病院専攻医
  • 1994年 守口敬仁会病院 外科
  • 2002年 守口敬仁会病院 副院長
  • 2023年 谷村医院 院長

所属学会・資格等

  • 日本消化器内視鏡学会   
    指導医・専門医・近畿支部会評議員
  • 日本大腸肛門病学会    
    指導医・専門医
  • 日本臨床肛門病学会    
    技能指導医・評議員
  • 日本外科学会       専門医
  • 日本消化器外科学会    認定医
  • 近畿外科学会       評議員
  • 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会  
    ストーマ認定士
  • 北河内炎症性腸疾患セミナー   世話人